浅瀬で水遊び

楽しかったことは覚えていたい

ネタバレ無「HELI-X アンモナイトシンドローム」の感想のようなもの

虚無舞台の基準は人それぞれとして、私の基準としては
・退屈
・見終わった後、何も残らない
・とにかく無
という場合かなと思ってます。大体。
なので意味わかんなくても、矛盾ありまくりでも、そういう世界なんだな~と受け入れて楽しめればそれでいいんです。
今回の(というか前回もだけど)ヘリックスはその、ツッコミどころ凄いけどなんだかんだ最後に無性にエモ!となるから観てよかった~思える舞台でした。

そのなんかよくわかんないけどエモいとなる理由をメモ代わりに書いておこうかと思います。

 

1.芝居がうまい
ま~芝居が上手い人が多いよね。年の功っていうと怒られるし無駄に歳くってる人もいるから語弊あるね、経験と技術力です。
特に平野さんは無条件に言葉に信頼感と説得力を持たせられるからすごいなあと改めて思いました。今回は特にその言葉の力を発揮されてて唸った。営業マンだったらめちゃめちゃ稼げてそう。マルチとかも。

 

2.演出がうまい
クライマックスの演出がやっぱいろんな意味でうまい!客の視線の誘導、見せたい場面に注目させる技術ってやっぱるある。誘導されてるのであんまり意識したことないというか、意識させないからうまいんだよね?

 

3.セリフがうまい
脚本が、っていうと矛盾点のもやもやをひっくるめることになるからセリフに限定しました。逆にセリフのセンスが好みにぶっ刺さるので、設定の甘さとかも気になんなくなっちゃうくらいエモ~~~~い!となれちゃう。前作とのつながりとか、とあるシーンとの対比とかにきづくとやっぱアガる。運命とか大好きなおたくなんで。

 

4.アクションがうまい
2と通じるけど、バリエーションが豊かなので見ててとにかく楽しい。飽きない。武器の種類も多いし、あんまり見ないものもあるので(鞭とか)楽しい。厨二的なの大好きなおたくなので。


ヘリックスってお話の内容的に自分の価値観とか倫理に問いかける部分が多くて、そこがいいとこでもあるんだけどいまいち芝居だけに集中できない(いろいろ考えながらみちゃう)難点があるから、爽快感だけを感じるのはなかなか難しい。でも爽快感を求めちゃう。


あと結局そういうことじゃん?ってなるけど個人的に好みの可愛い子いるとテンション上がる。「感覚がキレッキレだぜぇ!」ぜつみょーに滑っててほんとかわいい~ね!おわり!